冬の生活

 

冬至

12月22日ごろは年中で最も日が短いが、「冬至十日前からワラの節だけ日が長くなる」といわれた。
この日、ぼぶら(カボチャ)を食べると中風や腹の病気にならぬ、という。


友禅流し

加賀友禅の工程で糊を洗い流す作業は、寒中に行うのが特に良く、浅野川の冷たい流れの中で
友禅流しが見られることがある。
浅野川大橋の少し上流あたり、美しい友禅模様が水中に泳ぐ。

初詣

除夜の鐘が鳴るころから元日の早朝にかけて、金沢市内の各神社は初詣の人々でにぎわう。
とりわけ尾山神社石浦神社など参詣者の列が続く。
広坂上の受験生に人気の金沢神社や戦没者をまつる石川護国神社など、初詣のハシゴも多い。

地酒の新酒

水のおいしい当地には名酒といわれる酒蔵が多く、寒中は酒の仕込みの季節で、
香り高い新酒が味わえる。
金沢の福正宗日栄加賀鶴や、松任市の天狗舞手取川、鶴来町の萬歳楽菊姫などなどだ。