冬の行事

12月

歳の市

ブリやカニなど鮮魚や果物・野菜など、新鮮で豊富な海山の幸が並ぶ市民の台所−−近江町市場は古い伝統をもち、食品の店を中心に約200軒の店舗が集まる古谷かな市場です。とりわけ年末には、正月用のしめ飾りや飾り蒲鉾、串柿、お鏡飾りなどの縁起物も並び、多くの客でごったがえし、大歳まで振るわう。

針供養

針に感謝し供養する日。以前は仕立て屋も畳屋も仕事を休み、ダンゴ汁粉を食べた。針子から師匠におはぎや餅を贈る「針歳暮」が、「ハリセンボン」を飾る習慣にもなった。今は、洋裁学校などで使い古しや折れた針を豆腐やこんにゃくに刺して供養する。

1月

加賀鳶出初め式

江戸時代から有名だった加賀鳶の伝統を継ぐ金沢の消防団の出初め式は、犀川の河原で寒風の中での裸放水とハシゴ登りでクライマックスを迎える。

寒修行

野田山墓地に隣あう大乗寺は曹洞宗の名で、雲水(修行僧)らが禅修業に励んでいる。寒中に黒いマント姿の僧達が市中に出て一軒一軒まわり歩き、お経を唱え托鉢する風景が見られる。

左義長

神社の境内や郊外のたんぼで、竹を立て、ワラなどを積んで燃やす。縁起物や、書き初めなどを焼く。書き初めの灰などが高く立ち上れば字が上達し、この火で焼いた餅を食べると中風などの疾にならないとか?

金沢ルネッサンス冬まつり

冬のイベントとして毎年1月末から集中的に開催する。金沢市の姉妹都市蘇州(中国)イルクーツク(ロシア)などアジア諸国との音楽や芸能の交流を中心に、寒中に文化の花を咲かせる。

氷室雪詰め

7月1日の氷室の頃にある、湯涌温泉の氷室穴への雪詰めは大寒の1月最終日曜日におこなわれる。見学者にはあつあつの『めった汁』がふるまわれ、雪詰めの体験もできます。

2月

節分会

立春の前夜、金沢市内の神社や一部の寺院などで、節分の豆まきをする。煎り豆を「福は内、鬼は外」と撒き、拾った人が年齢の数を食べるが、千五百石の藩士だった富永家は「鬼も内」と唱えたそうだ。

フードピア金沢

料亭などを会場に、著名な各分野のゲストを囲んで食談をする。料理家や画家、作家や音楽家などが専門や料理について共に語る。近江町市場中央公園なども会場となる。

涅槃会(ねはんえ)

涅槃すなわち釈迦入滅の日にちなみ、真言宗、曹洞宗の寺院でダンゴをつくり仏前に供え、参拝者に撒く。涅槃ダンゴは、マムシ除けになると言われる。

以上、金沢市経済部観光課資料による

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