「金沢の旅」を楽しくするために


「弁当忘れても傘忘れるな」は本当か?

たしかに晩秋から冬は天気が変わりやすく、雨・くもり・晴れ・雪・霙など目まぐるしく変わり、
とくに冬の雷には驚かされる。
しかし傘は自宅から用意せず、必要なとき現地で求めた方が良い。
傘や雨靴は楽しい雨の日のファッションで金沢で買えば土産になる。
千日町には金沢でただ1人となった和傘職人の店もある。

金沢へは車?飛行機?JR?

すぐに走りそうな話だが新幹線は長野までしか走ってこない。
でも東京あたりから金沢への旅はJRがおすすめ。
コースが6〜7通り選べるし、高山経由も楽しい旅だ。
とりわけ同じ線を2度通らず(例:行きは上越線で、帰りは東海道線)回遊切符だと、ぐっと安く、
周遊券なども長い期間使える。
飛行機もずいぶん便利になり、沖縄、札幌、仙台、東京便のほか、福岡や鹿児島、広島、
岡山からの直行便もある。
(小松空港連絡バスで1時間)
富山空港からも車で1時間余りで金沢に着く(連絡バスはない)。

「ブリ起こし」の雷

冬の突然の雷鳴!えぇっ!カミナリは夏のものじゃない?−いえ、北陸では冬の訪れを告げるもの。
これが鳴ると、日本海からおいしいブリカニ甘エビなどが続々と贈られてくる。

雪で車は通れないか?

テレビなどで「輪島上空に寒気団」などとおどかすが心配ご無用。
1月中旬までは降ってもすぐに融ける。
2月中旬までは3〜4日残ることがたまにある。
底がすべりにくい靴をはくのがベター。
運良く?雪が積もっていたら、金沢駅観光情報センターで長靴が借りられる。
(金沢お天気ダイヤルрO76−177)


着物や人力車が似合う街

日本中で最も「和の文化」の街。
約20種類の伝統工芸(加賀友禅、九谷焼から太鼓、提灯、三味線、仏壇まで)が作られ、
市民の多数が能楽や長唄・小唄・生け花などの師匠や弟子だ。
こんな街は着物(レンタル会社あり)を着て人力車で走ってみよう。
兼六園尾山神社で見かけたら乗ってみるべし。

春はポカポカ、夏は猛暑

北国・雪国のイメージが強いが北陸の緯度は東京とあまり変わらず、
冬はむしろ太平洋側より暖かいくらいだ。
3月をすぎると完全なポカポカ陽気になり、いっせいに花盛りとなる。
コートは無用。
梅雨だって太平洋側ほどジメジメ暗くなく雨も少ないのは意外なほどだ。
そのかわり夏はむし暑く、能登白山へ逃げ出す市民も多い。