卯辰山のいしぶみ(碑)
卯辰山は金沢城の向かいに位置することから、金沢市民には「むかいやま」と呼ばれ親しまれている。 高さ141.2m、周囲約8km余り、春日山・観音山・愛宕山・茶臼山など多くの峰や丘の間には鴬谷・梅谷などの谷があり、鴬・梅・紅葉の名所といわれてきた。 卯辰山という名称は古くから使われており、その由来は種々あるが何れも確かとはいえず、一つの山を指していうのではなく、周囲の峰々を総称して「卯辰山」と呼んでいる。 明治43年に市有公園地になり、公園として本格的に整備が始められた。大正3年に公園に供用され、翌4年に西口の帰厚坂を改修、昭和2年に北口に汐見坂新道を拓き、その他の登り口や公園も拡張整備され市民の便が図られてきている。 卯辰山が一般に開放され、公園になってからは、顕彰碑・功労碑・歌碑・句碑・書碑などの建立の場としても市民に利用され、いつのころからか卯辰山に「碑林」という言葉を冠せ、その周辺山麓一帯は、憩いの場・散策の場となり、今日では金沢の歴史探訪の場ともなっている。 |
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