ごあいさつ

 金沢百万石ロータリークラブ
 2018-19年度会長
    武藤清秀
 

 


                        
                           柔らかな心とからだを!
   会長 武藤 清秀
 

金沢百万石ロータリークラブは、今年二十歳になりました。創立から今日あるクラブを築き上げてきた諸先輩のご労苦に敬意を表するとともに、地区及び他クラブの皆様方のご協力ご指導に、あらためて感謝いたします。

ところで、古の人々は二十年の二十という数字を意味あることと考えていたようです。両手両足の総数を表す数、万葉集や古今和歌集が二十巻であること、また二十年に一度の伊勢の遷宮などです。ではなぜ、伊勢神宮は二十年に一度、膨大な材料と手間をつぎ込んで、千三百年にわたり更新し続けているのでしょうか?まず、構成している材料が腐ること、技術の継承と世代交代、そして干飯の貯蔵期限が二十年など、「繰り返し」という自然の営みに感謝する生命観によるものと考えられます。

人間は二十歳で成人となりますが、社会の一員となり、忙しさに流され、自然と共に生きることを忘れると、心もからだも次第に固くなっていきます。このことは組織にもあてはまり、継続していくためには、やはり努力が必要でしょう。様々な決めごとの積み重ねを大切にしつつも、時代の変化に対応する「柔らかな心」と、それに対処できる「柔らかなからだ」をもったロータリアンでありたいと願います。



ロータリークラブは、英知ある大人の集まりです。色んな職業の会員が集い、直接会って生で話し合うことにより、自らの世界を広げることができます。さらに、具体的な一つの奉仕を通して、地域のみならず世界に広く目を向けることもできます。互いに異なる立場で意見を交わすことにより、違う環境、異なる文化への理解を自然と深めることになるわけです。そんなクラブで、皆さんとまた楽しい一年を過ごしたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。



 ロータリーとは

  ロータリーは国際的奉仕団体です。ロータリーの会員は、各自の地域社会で、また世界 の各地で、他の人たちを助けようと自発的に時間と援助資源を傾注して奉仕する事業と専 門職務のリーダーです。 ロータリー・クラブは、貧困、飢餓、識字不能、薬物濫用、汚染などの重要な問題と取 り組む多様な奉仕プロジェクトを実施します。 青少年への奉仕は主要な強調事項の一つです。明日のリーダーと一緒に、また彼らのた めに活動し、ロータリーは、若者や若い成人の奉仕クラブを提唱し、職業開発や指導プロ グラムを提供しています。 革新 ニーズがあれば何処ででも、ロータリーはそれに応えて活動します。非政治的な民間の 奉仕活動を基調とする自治組織であるロータリー・クラブは、地域社会のニーズに革新的 な方法で応えます。 ロータリーの会員は、子供たちへの定期的な予防接種、医療や歯科診療所、安全な上水・ 下水システムの建設を通じ、暮らしの質を向上しています。クラブはまた、暴力防止プロ ジェクトを実施し、平和な地域社会づくりに尽力しています。 ロータリアンは初等教育、職業教育、成人教育を強化するプログラムの開発し、読み書 き不能の問題と取り組んでいます。 国際的保健キャンペーンの陣頭に立っても、大規模な識字率向上イニシアティブを開始 しても、ロータリーは常に自分たちの用具やノーハウを駆使して改革を成功へと導きます。 支援支援支援支援 ロータリーの会員は、その時間、技能、専門知識、他の様々な資源を、人間の生活の質 の向上にささげます。 クラブ会員は、ロータリー財団のプログラムを通じて国際奉仕を支援しています。ロー タリー財団は、1917 年、世界で何か善いことをしようという目的で創設されたもので、会 員の寄付により支えられています。 少なくとも2 つの国のロータリー・クラブが関与するロータリー財団の人道的補助金は、 特に開発途上国で、医療や補給品、清浄な飲料水、食料、職業訓練、教育を提供するプロ ジェクトを支援しています。 大規模な保健、飢餓追放、および人間性尊重(3-H)補助金は、他の人たちの自主自助を助 長する持続可能なプロジェクトを支援します。 ロータリーの会員は、また、自身の専門的知識・技能を提供し、他の人たちへ思いやり を実証します。毎年、200 件を超える補助金が50 カ国でロータリー・ボランティアに授与 されています。 交換 ロータリーは、文化の理解を推進し、たとえ別な世界で暮すようなときでも人々を一つ に結び合わせます。ロータリーの交換プログラムは、国境を越えた、アイデアと自由な交 流の機会を促すものです。 ロータリーを通じ、青少年、奨学生、専門職業人は、異なった国の文化や人々に触れ、 そして帰国後、その新しい知識を他の人々と分かち合います。 ロータリーの短期あるいは長期青少年交換には、毎年、約7,000 人の高校生が参加しま す。ロータリー財団の国際親善奨学金プログラムは、世界でも最大の私設国際奨学金プログ ラムです。これまで、100 カ国からの30,000 人を超える学生がロータリー奨学生として海 外へ留学しました。研究グループ交換は、組み合わされた2 つの地区が、相互にロータリ アン以外の若い専門職業人から構成される研修グループを派遣し、受け入れるプログラム です。 予防接種予防接種予防接種予防接種 ポリオの撲滅は、全世界の5 歳以下の幼児全員に予防接種を施すことを目指すロータリ ーの最優先的事項の一つです。 ロータリーおよび全世界のパートナーの尽力の結果、1985 年以来、地球上の10 億を超 える子供たちが予防接種を受けました。ポリオのない世界を証明するための目標年度、西 暦2005 年までには、ロータリーのメンバーは、約米貨5 億ドルをこの運動に費やすことに なります。 ロータリー財団のポリオ・プラス・プログラムを通じては、世界の隅々から100 万人を 超えるロータリー・ボランティアが参加し、ポリオ撲滅活動の成功に寄与しました。 ロータリーは、この国際的保健活動では民間分野での重要なパートナーです。公的組識 のパートナーには世界保健機関(WHO)、ユニセフ、米国防疫センター(CDC)があります。 会員組識を通じて奉仕する会員組識を通じて奉仕する会員組識を通じて奉仕する会員組識を通じて奉仕する ロータリーは奉仕に邁進します。ロータリー・クラブに所属することは、人々に、各自 の地域社会に寄与するための組織的な奉仕の機会を提供します。 1905 年に創始されたロータリーは、世界で最初の奉仕団体で、そのモットーは「超 我の奉仕」です。ロータリーは、真実、公平、友人間の親交、そして世界平和に関心 を寄せています。ロータリーの奉仕部門はクラブ活動を通じての地域社会と国際的ボ ランティア奉仕とあらゆる職業における倫理の増進を含んでいます。 ロータリーは、160 カ国を超える国々に散在する29,000 以上のクラブと120 万人の会 員の横の繋がりです。 ロータリーの会員は週に一度会合し、奉仕活動を計画します。ロータリー・クラブは 自治を重んじた組識です。地元のニーズや関心、また会員の力量に基づき単独で奉仕 プロジェクトを決める事ができます。 ロータリー・クラブは、宗教的、政治的色調のない組織で、人種、文化、信条の別な く、全ての人たちに開かれています。クラブの会員組識は地元の事業および専門職務 のリーダーの横断面を示すものです。